第1章 First Love 1
.
そんな奇跡、あるはずないのに。
『またどこかで、会えたらいいな』
あなたのその言葉が忘れられなくて
なぜだろう、、
きっとまた会える
そんな気持ちになるのは
やっぱり
大好きなあの人に
声が似てるから?
…ん
ほんと、甘酸っぱい
あなたが、くれたハニーレモン味のグミ
ほんと、今日の出来事と同じ
ほんのり甘酸っぱい
.
宮「どこ行ってたのー?てらしー、遅ーい!!」
寺「いやいや、マモちゃん聞いてよ!やばい!!」
宮「なになに?なんか楽しそうじゃない?!」
寺「ほんとにこんな事ってあるんだ〜(笑)」
宮「聞いてあげるから、全部話しなさい。」
寺「それがね、……」
.
この出逢いがなかったら
なんにも始まらなかった。
あの日あのとき、
あのコンビニで、
あなたに会えた
それが、
すべてのはじまりだった。
.
.
〜翌日〜
「よし、行こう!」
昨日のこと、時間が経てば少し落ち着いて
今はもうすぐ会える
寺島さんへの気持ちで
いっぱいいっぱい
ずっと、
会ってみたかった
ずっと、
なまで聞いてみたかった
お話を聞いてみたかった
今日が
最初で最後!!!
これで初恋にケジメをつけて
リアルに生きよう。
きっと、ずっと好きだけど
ちゃんと
ただの憧れに戻そう。
会場に着くとすごい熱気で
周りのファンの子たちに圧倒される
みんなも、すごい好きなんだ。
ほら、やっぱり
みんなが好きなんだ。
…今は色々考えずに、
今日を楽しまなきゃ!
〜♪
オープニングの始まって、
幕があがる、
そして、、、ついに、
『DOKI ×2で壊れそう1000%LOVE HAY!!」
……、、え、
あの、
真ん中の人って、
『なんか甘酸っぱくて、
…まるで今日の事みたい(笑)』
ハニーレモンの人、、
あの人だ!!
遠くからでもわかる、
この会場の距離なら
間違いない、
どうして……
寺「一十木音也役、寺島拓篤でーす」
.