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【グノーシア】【短編集】広き宇宙の色恋船旅

第1章 感は鈍いが運はいい【沙明】【裏】


「あの…沙明?」
ずっと抱き合ったままでいると、が急に言いづらそうに俺に聞いてきた。
「何だ?」
「あ、当たってるんだけど…」
アー…そーゆーことね。
そりゃ好きなヤツと思いが繋がったワケだし?
んでもってこんなカッコで抱き合ってるワケだし?
そりゃ元気にもなるだろ。
とはいえ、向こうにとっちゃイヤだったかもしんねーしな。
「あ…悪ぃ」
素直に謝る。
「ううん…私、沙明になら、何されてもいいよ…」
チョット待て。…つまりソレってよ。
「イイのか…?優しくできねーかもしんねーぞ…?」
「いいの…沙明の好きにして欲しい…」
俺の胸に顔を埋めて上目でチラッとこっちを見てきた。
オイオイオイ、優しくできねーって言ってんだから煽んなっての。マジでビーストになるぞ。
「…後悔すんなよ」
「しない…絶対」
がそう言った後、頬に手を添え、引き寄せられるように顔を近づけた。
そのままベーゼを交わす。マイエンジェルの唇は柔らかくて、甘い匂いがした。
は息が出来ずに苦しくなったのか、口を開けた。
俺はチャンスとばかりに舌を伸ばし、の口内を翻弄する。
歯列をなぞり、上顎を舌先で擽る。
奥へと逃げる舌を捕まえて、絡ませる。
はくぐもった喘ぎ声を出して、俺の舌の動きに必死で応えている。
唇を話すと、銀糸で舌が繋がれて、すぐにプツリと切れた。
は顔を赤くし、息切れをしながら俺の胸に必死でしがみついている。
「俺とのベーゼはどうでした?マイエンジェル」
「………気持ちよかった」
羞恥心が限界まで達したのか、さらに強くしがみついては顔を隠す。その羞恥心を和らげるように、ポンポンと優しく頭を撫でた。
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