第11章 hesitation ■
ー龍也sideー
レオナの中は、俺の事をこれでもかというほど締め付けてくる。
まるで、逃すまいとするかのように。
まとわりついてきて、ひたすら快感を与えてくる。
俺は腰を引いて、ぶつける度に、
それに耐えなくちゃならない。
「きもち…良すぎ…る…っ…」
バックでレオナを突いてると、
なんだか無理やり犯している気分になる。
背徳的な加虐心に煽られるんだけど、
でも…
傷つけたいとか思わないし
優しくしたいって思う。
優しく乱暴に犯したいなんて矛盾してるよね
でもさレオナ…
ごめん…
今日はレオナで俺のことをいっぱいに満たしてほしいんだ…
ごめん。ごめん。
俺は後ろを向こうとするレオナの頭を髪ごと掴み、腰を打ち付けながらも乱暴に口を塞いで口内を蹂躙した。
「ぅんんっ…っ…」
苦しげに歪むレオナの顔。声。
飲み込みきれない唾液が落ちていく。
そのまま更に大きく腰を振って、上も下も犯す。
ごめん…
そう心の中で謝罪しながら。