第10章 thought ■
私は当然寝付けなくて…
次の日の昼になっても、龍ちゃんは帰ってこなくて…
やっちゃんにも連絡したけど
繋がらないし。
2人とも
LINEも既読にすらならなくて。
私のせいで
全部私のせいで
龍ちゃんが傷害罪に…?
どうしよう…
もう消えちゃいたい…
こんなことになってまで
こんな仕事してたくない…
私のせい。
及川さんがああなったのだって
全部私のせい。
そもそも私一人が我慢してれば
こんなことにはならなかった。
どうしてあのとき
やっちゃんに電話なんかしちゃったんだろう
馬鹿だ。
馬鹿すぎる。
私はベッドの上でひたすら自分を責め続けた。