第8章 cruelty ■
「はぁ… レオナ…っ…綺麗…っ」
何度も奥を突き上げながら、目を細めてレオナの姿を目に焼きつける。
彼女の裸はほんとうに綺麗で。
表情も、声も、なにもかもが。
いつも以上に美しく思えた。
「りゅっ…ん…っんぁ…っ…」
激しく揺さぶられながらも視線を合わせてくる彼女が可愛くて、愛しくなって。
俺はより大きく、激しく腰を打ち、何度もキスをした。
「っう…は……もう我慢できな…い…っ…ごめっ…」
「んあっ…あんっ…龍ちゃ!…んんっ
…出してっ…なか…」
「ん…っ…貰って… レオナ…奥出すっから…っ
うっ……く……っ!!」
俺は一際大きく腰を打ち付けて、最奥に欲望を注ぎ込んだ。
一滴残らず吸い取られるような快感に包まれる。
「はぁっ…はぁ…っ…く…… レオナ…
ぅあ……ぁ……へ…平気?」
懸命に酸素を吸いこみながら呼吸を整える。
苦しそうに肩で息をしている彼女の顔に、キスの雨を降らす。
「は……綺麗だよレオナ…
全部…世界一…綺麗……本当に……」
そのままぐったり墜ちたように瞼を閉じるレオナ。
「……おやすみ…女王様…良い夢を見て…」
大丈夫。俺がいるから。
ゆっくりと髪を撫で、唇にキスを落とした。