第4章 天月譚――――1
天月「あれ、持ってるだけで無敵の呪具。」
五条「なんだそれ。そんなヤバい呪具なんて聞いた事無いぞ?」
天月「だろうね。だってあれ宇双田家所有の呪具という名の呪物だから。封印されてたの。」
五条「その呪具、具体的にどんな効果なん?」
天月「えー、宇双田家相伝の術式以外を無効化する、かな?」
五条「それ、俺の術式も駄目なのか、...」
天月「だね。」
五条「というかさー、その宇双田家相伝の術式ってなんなん?」
天月「あー、知りたい?」
五条「あぁ。教えろ、」
天月「図々しいな。まあ良いけど。」