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第2章 「先輩♀と同僚♂の不倫現場に遭遇した結果」


「いまそこから女の声聞こえなかった?」

 個室戸から気配を感じる。
 体内に入っているモノをキツクと締め付け、気付かれたくないと必死に声を押し殺す。

「う゛んん」

 すると後ろで大きな咳払いする 。

「じょ…冗談だろ。もうひとっ風呂浴びてこようか!」

「だ、…だなっ!」

 上役の誰かと勘違いしたのか。
 そそくさと用を足した足音が遠退いていく。

 緊張の糸が解れると「はあ…」と背後から熱い吐息が漏れる声がした。

「いまの話…本気にすんなよ」

「…え?」

「人の気持ちも知らずギュウギュウ締め付けやがって。もうイケ…!」

「っぁあん!!」

 途中で止められた運動が再開され、背徳感のあるセックスが襲い掛かる。

「あぁんッ!だめっ、そんなに激…しいの…!っぐう」

パンッ パンッ パンッ パンッ

「んああ!!…イクッ、くぅぅぅぅ──ッ!!!」

ドクンッ

 体内で弾けた熱を注がれる。
 じんわり燃えるように内側から満たされていく。

 ドクドクと脈を打って締め付けていると の手が頬に回ってきた。

「部屋行こ…。きちんと抱き直したい」

「………」

 隠されていた熱い視線。

 あれは聞き間違えじゃなかった。
 でもなんで?という気持ちが艶めかしい先輩の顔がチラついて、何か理由のある顔をした について行くことにした。
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