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第13章 「溺愛オナペット」


 それから のいう通りにして動いた。
  が の家に来た時は驚いたけど、「いままでごめん」って謝って家のカギを返してくれた。

 ヘンな写真は処分したって、 が の家に直接行って確認してくれた。

 仕事を辞めて、アパートを引き払った。
 二人の両親にも挨拶しに行って、突然のことだったからの両親は驚いていて、 の両親は快く歓迎してくれた。
 挙式は近くで良い所があったので親族のみ集まった。

***

 それから半年が経った。

「へえ…。これが結紮した痕?」

「この四か所切開されてブチッとな。子供は必要なかったし、これで家畜手術の完了♡」

「綺麗に治って良かったな。」

 を縛ったベッドの上に仲良さげに喋っているのは と だった。

 は のいう通りになんでもした。
 子供が居なくても愛してくれる。
 それを信じて卵管結紮術を行った。
  が外に用事がある時は家でお留守番をした。
 一人での外出は禁止で体内にマイクロチップを埋め込まれた。
  が選んだ服を着て、 が作った料理を食べて、家の中では四足歩行を躾けられた。

「ふー…っ♡ふー…っ♡」

「すっかり の奴に躾けられちゃって、僕の躾け方じゃ甘かったかー?」

 口枷で言葉を封じられた。
 たびたび は の家に顔を出していた。
 二人の親友関係は崩れず継続され、けれどもこの仕打ちは初めてのことだった。

「 の暴力があったから簡単に転んだ。俺のいう通りにしてれば上手くいくだろ?」

「ああ、ホントその通り。好きなヤツが被った時は焦ったけど のいう通りにジリジリ追い詰めて、やっと永遠が手に出来た…♡」

「これからは俺たち二人が可愛がってやるからな♡」
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