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第13章 「溺愛オナペット」
がぐっすり寝つき、スマホを返してくれる。
に連絡を取ろうと思ったが にバレたら太刀打ちできない。
「………っひ、く」
泣きたくないのに涙が出てきた。
別れたい。
自分に自信がないから嫌でも付き合い続けてる。
は自分のことを好きだと言ってくれた。
いまでも、こんな自分でも好きだと言ってくれた。
けど、全部を知っている訳じゃない。
こんなひどいセックスをしてきた。
強要だとはいえ、心とは裏腹に下半身を濡らすこともあった。
こんな自分でも受け入れてもらえるだろうか。
それがこわい。
でも逃げたい。
助けてほしい。
「ぐすっ…」
泣いていても仕方がない。
今は涙腺を抑え、引っ込ませることに集中する。
こんな姿をみせたらまたお腹を好き放題蹴られるかもしれない。
次の日になったらそれとなく に視線を送ろうと決意し、残り1日の南国旅行を楽しむことにした。
***
スマホで連絡は取り合えないことを知っている はSOSに気付き、 やその友達にも不自然にならないように距離を取ってくれた。
「昨日、なんかあったのか?」
「いつものことだから平気。あのね、私……」
「大丈夫。ゆっくり話して。アイツ、俺のことは信用してるから多少遅くなっても気にしない。それとも俺のことでなんか言われたりした?」
「ううん。 くんのいう通り二人でボート行ってもズルいって言っただけで、告げ口したこととか何も疑われなかった」
「よかった…。結構大胆なことしたから、俺のことでなんかあったんじゃないかとちょっと心配してた」
「ごめんね。それは早く言うべきだった」
「俺の心配事はのことだからさ。俺のことは全然いいんだ。話がそれちゃってごめん。それで、アイツとはやっぱり…」
「うん。もう限界かもしれない。こ…こわいけど、 くんが味方になってくれるって…。でも、いいの? と一生喧嘩することになるかもしれないのに」
「あんな奴もう良いんだ。俺だっての話を聞いてすごい裏切られた気分なんだ。殴ってやりたいけど警察ごとにはなりたくないからな」