• テキストサイズ

【呪術廻戦】Gentil Infection【五条悟】

第1章 五条悟も風邪を引く


──…なんだか熱い。頭がガンガンとする。

すり寄るように顔を、額を彼女の一番柔らかい部分へと押し付ける。ちょっとだけひんやりしていて気持ち良いけれどそれすらもすぐに熱に侵されていく。
昨晩は恋人と翌日に響かない程度に身体を重ねた。翌日に響かない程度ってどれくらいだ?と思いながらも結構部屋の中がお祭り騒ぎしてた気がしたけれど。多分翌日に響くやつだよね、昨日のは。

多分その盛り上がりが原因だったんじゃないのかな?僕自身でも分かるのは風邪を引いているという事。
邪魔だからの上半身……胸を覆う下着を外してふにっとした一時的な冷たさと、ただ単に柔らかさを堪能する為に顔を埋めて寝ていれば、彼女が起きたっぽくて僕の頭を優しく撫でている。
凄く気持ち良い……、もっとして欲しくて狸寝入りをしていれば額に触れた後に僕の額に付けた乳枕から頭を引き剥がされてしまった。

「ん、何……?、朝からさー……昨日のじゃ足りないってわけ?」

『ちょっと黙ってて、悟なんか熱っぽくない?』

おっと、流石に気が付いたな。へらへら笑ってごまかそうにも彼女が僕へと手を伸ばす。その手をがっちりと掴んだ。手首は細くて僕よりも体温が低くて火照った身体には気持ち良い。
シーツも汗を吸ってるな、今僕パンツしか履いてないんだけど薄着でありながら頭は熱っぽく、また体の方は寒気がしてぞくぞくとする。

「んー多分風邪ひいちゃったんだと思うけど。、せっかくだし術式で治さないでよ?」

『なんで。ちゃっちゃと治したほうが良いでしょ、楽になるよ?』

彼女の呪術であればいつもは怪我を多く治しているけれど、病も立派な"負"だ。回収出来る。
ただ風邪の度に触れて術式でそうされてしまったら、風邪引いた!治った!はい、終わり!……虚しくない?風邪引いて恋人が居る、したらするでしょ、看病…!これぞロマンでしょ?
というか僕的にに甲斐甲斐しく看病されたいだけのわがままなんだけれど。

……という訳で僕なりにへと要求を伝えようと、瞳をしっかりと見て伝えた。
/ 17ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp