第8章 Sketch2 --楽園
にゅる。
にゅる…ちゅ、ぬる。
口付けの間中、リュカの指が触れるか触れないかの強さだった。
彼女の肉芽をそれを包む粘膜の下から弾いていく。
「ん、ふッう!…ぷ、は」
耐えられなくなり、ミーシャが彼から顔を外す。
リュカはそれを許さなかった。
彼女の肩を抱き、首の後ろに手のひらを回して引き寄せる。
「…っや、ん……ッ、んっ!!」
深く口付けられたまま。
ミーシャの体がひくひく、ひくひくと震えた。
脱力したミーシャの舌を嬲り、彼女の蜜口をリュカの指先が滑る。
くちゅ、くち。 くちゅ。
両方からそんな音が聞こえる。
すでに蕩けた表情のミーシャに彼が微笑んだ。
「ふふ……もういっちゃった? せっかく焦らしてあげようと思ったのに。 ミーシャの、グチャグチャに濡れてこんなに柔らかいのに……ここだけ硬いね?」
達したばかりの肉芽をつん、とつつかれミーシャが兄の肩にしがみついた。
「は、ぁあ、お…にい…ちゃ」