第30章 お世話になりました
「田中さん事務所までお願いできますか?」
「あ?」
「お願いします!!」
「わかったわかった」
「「ありがとうございます!!」」
日向と谷地は旅行を一日切りあげ事務所に向かっていた
「ごめんね‥翔陽せっかくの新婚旅行だったのに」
「大丈夫だよ仁花」
日向は谷地の頭をなでた
「結婚式呼べよ!!お前ら!」
「実はその‥俺一度スマホ壊れて‥そのときに何人か連絡先消えちゃってて‥‥ほんとにすいませんでした」
「イタリア行っちまうのか?ほんとに」
田中がそうきくと日向と谷地は顔を見合わせた
「イタリアにいるんです」
「誰がだ?」
「清水先輩が」
谷地がそういうと田中は目を見開いた