第3章 1章
夜の作ってくれた朝ごはんを黙々と食べる
『ん、美味しい…』
夜「あたりめーだろ、ずっと作ってんだぞ」
スッとテーブルの向かいの椅子が引かれて、月が座る
月「夜は料理上手ですねぇ」
ちなみに、月も今は人間になっている。夜とは対称的にクリーム色の長髪に少し小柄目な身体をしている
夜「フンッ…そういう月は出来なさすぎなんだよ」
『確かに……』
前に月に料理をしてもらったら、よく分からないゲテモノが出来た。それからは月一人で料理はさせていない
月「今は充分出来てますよね…?」
夜「…及第点ってとこだな、言っとくが一人で料理はさせねーからな」
『…ごちそうさまでしたっ』
パンッと手を叩くと二人とも言い合いを止めて、こちらを向く
月「そう言えば、今日は三代目の所に行くんですよね」
夜「あ?なんでわざわざ行くんだよ、また根も葉もねーこと言われんだぞ」
『そう、だけど……でも』
月「夜は制限しすぎです、が行くと決めたんですから」
ねぇ?と、男性とは思えない可愛らしい顔で微笑みながら問いかけてくる
夜「ケッ…だとしてもだろ、俺は気に食わねぇよ」
『あの…そんなこと、言わずに…ね?』
夜は完全に不機嫌になると一緒に居てくれない、それは嫌だから頑張って説得する
夜「…………チッ」
じっと夜を見ていると、顔を背けられた
夜「さっさと行くぞ、早く準備しやがれ」
月「本当に素直じゃありませんねぇ」
くすくすと笑う月を、夜は睨み付けて低い声で
夜「…るせぇ、てめぇもさっさと準備しろ」
月「はいはい、分かりました。そんなんだとが怖がりますよ」
そんな会話を聞き流しながら、任務服に着替え額当てや、ホルダーをつける。ホルダーは右太ももと左腰につけ、脚には手裏剣やクナイ、腰に巻物や煙玉などをいれる
『二人とも行こっ』
そう言うと、二人は変化を解き犬の姿に戻る
夜「……ハァ、早く終わらすぞ」
月「久しぶりにのんびりしてみるのもありですねぇ」
『帰ったら、あの神木様のとこでお昼寝しよう…?』
家は森の中にある、少し中の方に進むと大きな大木があり、その回りは昼寝に適している。沢山の動物が集まり、木漏れ日が気持ちいいのだ
帰った後を少し楽しみにしながら、家を出た