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愛を探しに【ドラクエ11】

第2章 悪魔の子


「此処がデルカダール…」
「はい。五大国、今は3大国のうちの一つですよ。知識も強さもある素晴らしい王様だと聞いています」
「そうなんだ。村から出た事ないから知らなかった…」
「はい。でも、まずは装備を新調しても良いかもしれません。備えあれば憂いなしって言いますし」

デルカダールに到着し、そのまま王に謁見…するわけではなく、まずは武器を新調することにした。

「と言っても、私の武器を新調したかっただけなんですけどね。ごめんなさい、付き合わせてしまって」
「大丈夫だよ。沢山モンスター倒したから、装備も何とかしたかったんだ」
「それなら良かったです。行きましょうか」

武器・防具屋に入って装備を整えることにした。剣を変えなければこの先苦労することになるだろう。

「やはりお金を惜しまず、装備はその都度その都度強い物に更新していった方が安泰かと思われます。お金に余裕がありますし、どうのつるぎに皮のよろい・盾・ぼうしにするのが良いかと思います」
「た、高いね…」
「大丈夫ですよ。その内もっとお金が貯まる様になりますから。それに死んでしまっては元も子もないです。命は大事に、ですよ」
「そうだね」

イレブンさんは決まったから良いものの、私はどうしよう…。レイピアがあればそれにしたいところだけど…。

「おや、お嬢さん。珍しいね、レイピア の使い手かい?」
「え?ええ…」
「それなら丁度良いものが入ったんだ。レイピア の中でも軽めで扱い易い、それでもって攻撃力も保証するよ」
「具体的に言うとどれくらいですか?」
「攻撃力は100だよ」
「それなら買いたくなりますね。お値段は?」
「13500Gさ」
「えっ…」

隣でイレブンさんが小さく声を上げた。まぁデルカダールまでの道中だったらこの値段に驚くのも無理はない。

「買います」
「毎度あり!」

良い買い物をした。軽くて扱い易い上に、攻撃力は100もある。びっくりしてしまった。よくよく見ると、このレイピアは薔薇のレイピアと言うらしく、特殊な技も放てるらしい。

「す、凄い高額…」
「私くらいのレベル帯になるとこれ位が普通ですよ。モンスターを倒していればきっとすぐにお金貯まりますよ」
「そういうものかな…?」
「まぁ、此処のモンスターは初心者にうってつけなレベルの魔物なので、もう少し強いモンスターが出る所へ行けばもっと稼げます」
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