第13章 【レムナン】さがしもの
[ 全てのグノーシアがコールドスリープしました ]
「これで……助かったん、ですね。僕たち……
きっと、アカリさんの……おかげです」
「そんなことないよ。
セツも、議論を引っ張ってくれてありがとう」
「いや、みんなのおかげだよ。
残ったのは私たちだけになってしまったけれど……
二人が無事で、良かった」
私とレムナンとセツが生き残った。
「レムナン、これからどうするの?」
「そう……ですね。
LeViさんに、聞いて……もし、良いと言ってもらえたら……
この船で、色んな所に、行って、みたいと思います。
もっと、いろいろな物を……見て、回りたいんです」
レムナンの笑顔は輝いていた。
助からなかった方が……なんて言ってた時とは大違いだ
「いいじゃん!
そうだ、セツはどうするの?」
「ああ、私は"行くあて"があるから」
「そうなんだ……?」
そう言いながらも、部屋を出ていこうとするセツ
「どこ行くの?」
「念の為、もう一度船の見回りをしてくるよ。
行き先は"後で"相談するから」
グノーシアはもうコールドスリープしたのに、慎重だなあ。
もしかしたら気を使って二人にしてくれたのかな……?
そんな、まさかね