第10章 【沙明】待ち人
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沙明がいるだろう娯楽室に急ぎ足で向かう
ドアを開けるとやっぱりそこにいた
「沙明」
「よぉ、アカリ。お前もサボりか?イイ趣味してんじゃん」
「そんなわけないでしょ」
「んなつれねーこと言うなって。イーズィに行こうぜ
それにお前となら天国見れそうじゃねーか」
「確かに、このままだったら冷凍されてうっかり天国には行けるかもね」
軽口にこっちも軽く返しながら近寄る
「ほら、行こう沙明」
「俺ァ目立ちたくねえんだよ。グノーシアに襲われたくねーからな」
「参加しない方が逆に目立つと思うけど……?
現にもう今居ないのバレてるんだから」
それでも沙明はなかなか動こうとしない
「私は、沙明がグノーシアに襲われるのも、コールドスリープされるのも嫌なんだけどな」
「んだよそりゃ。お前俺のこと好きなのか?」
「……そうって言ったら?」
「おいおい、マジかよ……。そりゃお前、随分ゴキゲンな話じゃねえか
んじゃ景気づけに一発熱いベーセを「生き残ったら、ね」
「……OKOK。いっちょ一緒にグノーシアやっちまうか!
頼りにしてるぜ?アカリ」
ようやく立ち上がった沙明を連れてメインコンソールに急ぐ
勢いで言っちゃったけど……キスのことはまた、追々考えるとして……
一緒に生き残れたらいいな。……いや、生き残るんだから