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君のガラス玉越しに【呪術廻戦】

第2章 出会い



 ああ、私は何を期待していたのだろう。
 伏黒くんが私のこと何とも思ってないことぐらい、知ってたのに。



 その日を境に蓮見は急によそよそしくなった。図書室で話しかけられることもなくなり、目が合ってもそらされる。


 中学卒業まで四ヶ月。これでいいと思った。
 俺は助ける人間を選ぶ。彼女は紛れもない善人だ。

 所詮、蓮見とは生きる世界が違うのだから。




 
 そう、あの日が来るまでは。

 

 記録
 2017年12月25日 埼玉県
 ファミリータイプのマンション一室にて呪詛師の関与が強く疑われる事例が発生。


 

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