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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第47章 効果の程は…



その後、必要な人に泰葉は治癒を施し、皆怪我なく心労だけが残った。
しばらくは柱と泰葉は蝶屋敷で療養となり、必要な診察を受ける。
しのぶも休む立場だが、1日もすれば診察する側に回っていた。


そして、3日後に柱全員が退院することができ、その足で柱合会議へと向かう。
柱ではないが、共に重要な役回りをした泰葉にも来て欲しいとお呼びがかかった。



実「お前ら…その髪、どうしたァ?」
「え、無惨に喰われて…」

無「あいつ、泰葉の髪を食べちゃったの?身体は?大丈夫?」
「う、うん!大丈夫!!」

蜜「やーん!お揃いなのねっ!素敵!!!」
「へへ、ありがと!」

義「寒くないのか…?」
杏「これからは暑くなる!ちょうどいい!!」


久しぶりに顔を合わせた面々は、泰葉と杏寿郎の髪に目を丸くした。
髪が短くなってから、顔を合わせているはずだったが、激しい戦闘中だ。
そんな事を気にしている暇も無かっただろう。
皆に質問責めにあいながら、産屋敷邸へと向かう。


ゆっくりと歩く道。



今までは鬼にいつ出会すか分からない、危機迫る生活をしてきた柱達。
皆、あははと笑い合い、明るい気持ちで産屋敷邸へと向かうのは不思議な感じもした。


泰葉は周りを見回した。

(この隊服姿も見納めなのかなー。皆素敵なんだけど…)


一度はどこの学生服だろうかと思っていたが、今となっては戦闘服だ。
もう着る必要もないだろう。
そう思うと寂しくもあった。


杏「泰葉さん、どうかしたか?」

隣を歩く杏寿郎がキョロキョロする泰葉に気づく。


「ん?いえ、皆さんの隊服姿が素敵だけど、もう着なくなるんだなー…と思って。」


泰葉の言葉に、自分の隊服を見つめる面々。


蜜「確かに…最初はこれ恥ずかしかったけど…、着なくていいって言われると寂しいわね。」

小「甘露寺が言うのも一理あるな…。」

実「ほぼほぼこの格好だったからなァ。」


うんうんと頷く義勇と無一郎。


し「そうですねぇ。動きやすかったですし…。」

行「丈夫だったしな…」


それぞれだけど、やっぱり思い入れもあるんだろうな…。





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