• テキストサイズ

太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第39章 嫉妬 ❇︎


朝。
泰葉は目を覚ます。


結局あの一度で終わるはずもなくもう一度交わった。
杏寿郎はまだまだだと言わんばかりだったが、まだ行為自体に慣れていないし、久しぶりだったので泰葉は限界を迎えた。

何とか湯浴みをして倒れるように眠ったのだった。


隣にいるはずの杏寿郎の姿は既に無かった。
むくりと起き上がるとカサッと音がした。
ん?と見てみると、


『おはよう。
身体は大事ないか?
早朝稽古があるため、先に行く。
無理ないように起きておいで。』


杏寿郎の置き手紙だった。

そうだ…
杏寿郎は沢山の隊士に稽古をつける立場。
夜遅くまで起きているわけにはいかないのだ。

もう今夜からは必ず寝てもらおう。





今日からは泰葉も稽古に出る予定なので隊服に着替える。
髪を一つに纏めて金魚の髪飾りをつける。
昨日の毎日付けていることを知った杏寿郎の顔を思い出す。
嬉しそうだったな…。
泰葉の胸がキュンとした。
蜜璃は毎日この気持ちを味わっているのか…と、尊敬した。



身支度を整えて
朝食の用意をしに向かった。



/ 1005ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp