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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第30章 太陽の瞳



し「あらあら…!煉獄さん、泰葉さんをとりあえずこちらへ!」

しのぶは蝶屋敷に訪れた面々を見て、目を丸くした。


泰葉意外は軽症だった為、アオイとカナヲが治療にあたる。
しのぶは治療室で泰葉の怪我の手当を行った。
脹脛は傷を負った上で無理に動かした為、筋も痛めていた。
鼓膜もやはり破れており、時間を要する。
所々、火傷のような傷や、切り傷も多く見られた。


し「こんなになって…
…煉獄さん、そこにいらっしゃるんでしょう?
入って来てください。」

しのぶは泰葉の肌が見えないように布を被せ、杏寿郎を招いた。

杏「…失礼する。
泰葉さんは…それほどひどいのか?」

し「一番は鼓膜でしょうね。あと、この火傷の跡と、脹脛はとても痛むと思います。」

しのぶは杏寿郎の顔を見る。

し「煉獄さん…あなた、気づいているのでしょう?」

杏「…薄々は。
しかし、そうなると関わりが変わってくる。そうならない為にも、きちんと伝えてからにしたい。」


しのぶは、はぁ。とため息をつく。

し「泰葉さんのためにも、その方が良いですね。
分かりました。とりあえず応急処置と、痛み止めを投与しておきます。
数日後には目を覚ますと思うので…そこからはお任せします。」
「うまくいくと良いですね。」
しのぶはニコッと微笑む。

杏「…あぁ!」


そう言って、杏寿郎は治療室を出た。




それぞれ、大きな怪我はないものの、身体は疲労困憊。
蝶屋敷で体力が回復するまで、様子を見ることになった。

特に、炭治郎と無一郎については、身体も発達途中なためか痣の後遺症が出てきて高熱に魘されている。


杏寿郎と、蜜璃も体の怠さは感じ、熱を出すほどではなかったが、やはり身体は人間。
2人も目を閉じると2日間眠り続けた。


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