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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第24章 刀鍛冶の里



蜜璃について行くと、一際立派なお屋敷の前にきた。
門の前にはひょっとこの面をつけた男性が立っている。

『甘露寺様ですね。待ち申しておりました。』

泰葉はひょっとこの面にギョッとしたが、蜜璃は普通にしている。
しかし、この後泰葉はもっと驚く事になった。


ひょっとこの面の人に案内された部屋には
これまたひょっとこの面の人が3人。
どうやらここにはひょっとこの面の人しか居ないようだ。

そして、3人のひょっとこの真ん中には小ぢんまりしたひょっとこの人が座っていた。

すると、蜜璃はその小ぢんまりしたひょっとこの前に正座した。
泰葉も、少し下がって横に正座する。

『こんにちは、蜜璃ちゃん。また会えて嬉しいよ。』

蜜「こんにちは、鉄珍様。お元気そうでなによりです!」

蜜璃と、鉄珍様と呼ばれる小さなひょっとこは、親しげに話し始めた。
泰葉は、話に入ることもできず、どうしたら良いのだろうと思っていると、小さなひょっとこが泰葉に気づいた。

鉄「君が一般人の子だね。コンニチハ。
ワシ、この里の長。
鉄地河原 鉄珍。
この里で1番小さくて、一番偉いの、ワシ。
畳におでこつくくらい頭下げたってや。」

「あ、はい!私、西ノ宮泰葉と申します。」

泰葉は言われた通り、畳におでこがつくくらい頭を下げた。

蜜「もう、鉄珍様!泰葉ちゃんを揶揄わないでくださいなっ!」
鉄「ほっほ。ワシは若くて可愛い女子が大好きじゃ。
ついつい揶揄いたくなってしまった。そして素直な子じゃの。
ホレ、かりんとうをあげよう。」

「ありがとうございます」

泰葉がにこりと笑うと、鉄珍の脇にいたひょっとこが袋にかりんとうを詰めてくれた。

「後ほど、蜜璃ちゃんといただきますね。」

鉄「まぁ、ゆっくり過ごしてや。」





鉄珍はずっと喋りそうだったので、話もそこそこに蜜璃と泰葉は部屋を後にした。
そして、また別のひょっとこが現れ

「お休みになられるお部屋にご案内します。」

と、2人を案内してくれた。




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