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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第16章 歓迎会



「蜜璃ちゃん、あなたのそのままの姿を
好きになってくれる人が、必ずいる!
ご飯をいっぱい食べたって良いじゃない!
食べることは生きることよ!
それを馬鹿にする人は死ねと言っているのと同じ。
そんな奴のために自分を殺さなくて良い。

今の蜜璃ちゃんが本当の姿なのでしょう?
私は蜜璃ちゃんのこと、今日1日で大好きになったよ。」


蜜璃は、鬼殺隊に入って自分の居場所を見つけていた。
しかし、一般的にはやはり受け入れられないのでは…
と、不安も感じていた。

しかし、泰葉の言葉が、その不安を取り除いた。
自分のままでいい、そう肯定してくれたことが嬉しかった。


ポロポロと涙をこぼす蜜璃。

泰葉は微笑み、ハンカチを渡す。


すると、隣に気配を感じる。
目線を上げると、小芭内が立っていた。

そして、左手を出された。
泰葉も左手を出すと握手をされ、

小「ありがとう。
…仲良くしよう。」

と言ってきた。


柱達はギョッとする。
小芭内は基本的に蜜璃以外に歩み寄ったりはしない。
適度な距離を保つ。

そんな彼が、自ら握手を求め、仲良くしようと言っているのだ。

しのぶに関しては、寒気さえ感じている。


泰葉はにっこり笑って

「お気持ちは、分かっています。
よろしくお願いします。」

と、手を握り返した。





それを見つめる杏寿郎。

泰葉はいつでも他人のために怒ることができる。
そして、心を理解することができる。

何より心を温めることができる。


杏(君は…いくつの力を持っているのだろうな…)


そう思うと、トクントクンと心臓の音が大きく聞こえた。





天「…だとよ。泰葉はすげぇな。
煉獄。」


杏「…あぁ。」









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