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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第11章 救出



天元達は急いでいた。

天「泰葉、竈門…」


すると、天元の横にふわっと現れ、並んで走る男の姿。

天「おぅ、結局お前が迎えにきたのか。
煉獄。」


杏寿郎だった。


杏「あぁ、他の者は遠方や手が離せなかったりで、俺か小芭内になった。
そして、先に終わらせた俺がきた!


して、宇髄!状況を簡潔に教えてくれ!泰葉さんはどこにいる?」


天元は今の状況で分かることを伝えた。

天「泰葉の事を柱で守ると言ったのに…っ!」


天元は悔しそうだ。
杏寿郎も上手く言葉が見つけられなかったが、
杏「泰葉さんは強い!生きている!」

そう言うしかなかった。




杏「ところで、今回の戦いに助太刀はいるか?」

天「できることなら助太刀に入ってもらいたいが、とりあえず煉獄は泰葉の救出に徹してくれ。
泰葉は一般人だ。」


確かに泰葉は一般人である。

杏寿郎は後ろから追ってくる、宇髄の妻たちを見る。


杏「しかし、それをいうなら、君の奥方達も元くノ一であっても一般人だろう。
ならば俺が残り、奥方達に泰葉さんと一緒に逃げてもらった方が…。」


杏寿郎が言い終わらないうちに、まきをが口を開く。


ま「煉獄様!私たちは宇髄の妻でございます!
夫が死に関わるような戦いならば、私たちは同じく戦います!」

須「そうです!死ぬときは一緒じゃなきゃ嫌です!」

そう言って、また「死ぬとか言うな」など、騒ぎ始めた。


天「…だそうだ。
自慢の嫁達だろう?嫁をもらうのも悪くないと思うぜ?」

それを聞いて、煉獄は眉を下げた。
杏「あぁ。初めて結婚に対して羨ましいと思った!
妻を娶るのも、存外悪くないかもしれないな…!!」



杏寿郎がこんなことを言うと思わなかった天元は、目を丸くした。
何の心境の変化だろうか…。


しかし、この固い男が人間らしくなっていくのを嬉しくも思った。


天「この戦いが終わったら、お前に良い女紹介してやるよ。」


杏「む!それは結構だ!自分で見つける!!」




そんな冗談を言っているうちに、堕姫達がいるであろう
騒ぎの大きい場所が見えてきた。


天「煉獄は泰葉優先。容態によっては蝶屋敷だ。
もし、それでも間に合うなら援護を頼む。」

杏「承知した!」
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