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純愛こそ、呪い。〈 呪術廻戦 〉

第1章 君が私の煇。




ピロン、と何かを受信した携帯の音で
目が覚めた。携帯を見ると時刻は22時前。

そして受信した人物は 夏油傑。


『連絡ありがとう。
さっき終わって寮に戻ってきたところだよ。
少し悟と揉めてね、長引いてしまったよ。

そういえば、何か相談事だった?
雪奈が連絡してくるのは珍しいしね。』


返ってきた、というところで安心した。

けど。

そういえば今日そんな話ししたな。
相談、か。
疲れてそうだし、でも連絡もしたい気もする。


『お疲れ様!
無事なら良かったよ。
悟とは相変わらずだね。

もし、今でも良ければ相談乗ってもらってもいい?』


そう送って、気が気じゃなくてまたまた
枕元に投げた。

少しだけ時間が経った頃、部屋のチャイムが鳴った。

こんな時間に、誰だろう。


「やあ、雪奈。お邪魔だった?」

「夏油ッ、どうしたの?」

「いや、相談に乗ろうかなと思って」

「わざわざ!?」

「いきなり押しかけてきてすまない。
ちょうど買い物にも出てたから
寄った方が早いかと思ってね。
お邪魔なら部屋に戻って連絡するけど」

「いや…大丈夫。
よかったら上がってって、ちょっと片付いてないけど」

「じゃあ、お邪魔しようかな」


そう言って夏油が上がる。
なんか、緊張する。

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