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I don’t want to miss a thing.

第1章 …I'll be there for you.




「…お前ら、何やってんの?」

少し早く着いた武蔵神社、集会前の一時をそれぞれが思い思いに過ごしていた。

俺は、石段の上に座り込んで一緒に携帯を覗き込んでケラケラと笑っているマイキーとドラケンを見つけては声をかける。

「「おー、三ツ谷。」」

「今さ、俺らの中学の裏サイトに『無敵のマイキー参上!』って書き込んでたんだよ。さっきエマに教えてもらったんだけど、今流行ってんだって~。」

「ハハッ、マイキーアホだなー。」

「三ツ谷も自分とこの見てみろよ。大半はセンコー達の悪口だったりするけど、『明日全裸で好きな子に告る』とか、そういう下らねぇことも書いてあったりして結構面白ぇよ?」

「へぇ…確かにちょっと気になるわ。つーか、全裸で告るってそいつわざわざフラれに行ってるようなもんじゃん。」

そんなマイキーの言葉に、俺は一笑いする。

そして、携帯を取り出すと、興味本位から検索欄に『渋谷第二中 学校裏サイト』と入力した。

「お、あった。」

検索欄にヒットしたリンクをクリックすれば、渋谷第二中学 裏サイトと書かれた画面が表示される。

しかし、俺はそこに表示されている書き込みの数々を目の当たりにして、酷く衝撃を受けることとなった。

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