第51章 一途な総長は大人な彼女と幸せな愛に溺れて(❤︎)
「ん……」
「カノの唇柔らか…。んっ……ふふ、口の中もあったかくて…気持ちいい…」
「あ……んぅ……ンン」
お互いの舌を器用に絡めれば、厭らしい水音が響き、カノトはすぐにマイキーとのキスに溺れ始める。
「まん、じろ…く…ンンッ」
「あー…やばいわコレ。顔も声もエロ過ぎ。もう全身火照って蕩けきってんじゃん。キスだけで感じ過ぎだろ。ん……っ。」
「んッ……あ……はぁ……んぅぅ……ッ」
「流石にこれ以上はオレが我慢できなくなるからこれで最後な?……んんっ」
「ふ!?ンン…ッ」
ちゅぅぅぅッと唇を吸い上げられ、突然の甘い快感に腰がビクッと動いた。唇が離れると唾液の糸が二人を繋ぐ。
「(万次郎くんのキス…気持ちイイ…)」
まだキスの余韻が抜けず、ぼう然とマイキーを凝視める。
「すげぇやらしい顔してんね」
「…してないです」
「素直じゃね〜」
愛おしそうな眼差しで笑い、マイキーはもう一度、ギュッとカノトを抱き締めた。
「はー!充電完了!」
「……………」
「どうした?もっとキスされたかった?」
「ち…違います!」
「照れなくてもいいじゃん♪」
「照れてません!!」
「最後に強く吸われて腰ビクッて震えたの知ってんだぞ〜。ホント快楽に忠順だよなーカノ」
「っ………!」
図星を突かれ、恥ずかしさで頬が紅潮する。そんな彼女の可愛い仕草にキュンとしたマイキーはまたキスがしたい衝動に襲われるが、これ以上は本当に理性が持たない為、必死に自分の性欲を抑え込む。
「そうだ。カノってゲーム得意?」
「ゲームですか?あんまりやったことないですけど…どうしてそんなこと聞くんです?」
「マリカーやろうぜ!」
カノトから離れたマイキーはテレビ台の下に置いてあるゲーム機を引っ張り出す。
「万次郎くんゲームやるんですね」
「この前三ツ谷に借りた。てか聞いてカノ、三ツ谷の奴マジでマリカー強ぇの!このオレを追い越して1位でゴールしやがったんだよ!」
「へぇー三ツ谷くん強いんですね。無敵と恐れられた万次郎くんに勝つなんて」
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