第26章 我儘な彼氏は彼女の隠し事を暴きたい
「え………」
「ゴンゴンッて一番奥突き上げられて、何度も気持ちいい所を集中的に攻められて、何回もイッちゃったら…さ」
「ま、マイキー…くん」
「快楽に負けたカノがオレので乱れた姿、早く見たいなぁ…」
「変態……」
「ひっでぇ」
辛辣な言葉をぶつけたのに何故かマイキーは可笑しそうに笑っている。
「ね、舌出して。ちゅーしよ。」
「……………」
「ちっせぇ舌。」
素直にチロっと舌を出せば、マイキーは顔を近づけながら目を瞑り、舌を覗かせ、カノトに唇を重ねる。
「んっ……は、ぁ……ん、ふっ……」
舌を絡ませてきたマイキーの舌を必死に追いかけ、慣れない息継ぎをする。
「あッ……んん……はぁ……あ……っ」
「あー…すっげぇえっち。目も潤ませて、吐息も甘いし…オレとのキスが気持ちいいって顔がたまらなく好き」
「んッ……ん、は……ぁ……んっ……んぅ……」
「好きだよカノ。すげー好き。」
「私も…好きです、マイキーくん。」
「やり直し」
「え?」
「"マイキーくん"じゃなくて」
「…万次郎くん、好き。」
「合格!」
ちゅぅっと嬉しそうにキスをするマイキーに胸が幸せな気持ちで満たされる。
「!(あ…マイキーくんのキスマーク…薄くなってる。)」
「ん?なぁに?」
「キスマーク…」
「心配しなくても付けてやるって」
「ち、違くて…マイキーくんの、キスマークが…その…薄くなってるなって…」
「オレの?」
「はい」
「じゃあカノがもっかい付けて。」
「!」
「オマエのモノっていうシルシ、もう一回、オレに残してよ」
にこやかに微笑まれ、頬を染める。
「付け方は前に教えたよな?肌に唇押し当てて、強く吸うだけ。ちゃんとしっかり吸いつかないと、綺麗に付かないからな」
襟元を指で引っ掛け、下に引っ張るマイキーの肌にうっすらと残された紅いシルシ。
「ほら、付けて。」
「…上手く付くか分かりませんよ」
「とか言って、前は一発で付けれたじゃん」
「……………」
「早く〜」
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