第26章 我儘な彼氏は彼女の隠し事を暴きたい
「玄関の扉に背中押さえつけて、逃げられねーように太腿の間に足入れて動けなくさせて、ぎゅって抱きしめたまま深いちゅーして、服ン中まさぐって、おっぱいとか触ってえっちなことしてやるからな!」
「なッ……!ホントにもう……!!」
「泣いたって絶対にやめてやんねぇ。見えるとこにキスマーク残して、オマエのえっろい声録音して、毎晩それをオカズにしてオマエで妄想しながらヌいてやる…!」
「えっ、あ…な、何言って…」
「オレの我儘聞いてくれないカノが悪いんだからな!」
「(何でキスひとつでここまで大きく…!!)」
マイキーの口から飛び出す如何わしい言葉に顔を真っ赤にさせて恥ずかしがるカノ。面倒な拗ね方でカノを困らせるマイキーは、むぅーっと顔をしかめ、頬を膨らませて、ジトーッとカノを見つめている。
「(ここまで我儘が過ぎるとは…)」
「けどカノがちゅーもぎゅーもさせてくれるって言うなら、ここで襲うのはやめるけど」
「子供みたいな拗ね方しないでください…我儘の規模が大きくなってます」
「15なんてまだまだガキだし。好きな女で色々妄想だってするんだぞ。オレがどんな妄想でオマエをオカズにしてるか、聞きたい?」
「や、激しく遠慮します…。」
「この前だと───……」
「遠慮するって言ったじゃないですか!!というか私で妄想しないでください」
「オレがEDになったらどうすんの?」
「い、いーでぃー?」
「最近えっちなこともさせてくんねーし、今日はたくさん触ってもいいよな?」
「いいよなと言われても…」
「オレの部屋ならイチャイチャできるだろ?でもオマエの声、すげーえっちだし、腰にぞわぞわってクるから、オレの理性が崩れたらごめんな?」
「え、そんな軽く謝ります?」
「本当は今すぐ抱きたいけど、それはオマエの誕生日まで我慢するって決めてるから」
「!」
「けどさ、ちょっとくらいのえっちなことは許してくれるよな?」
「!?」
「だから今日もオレにたくさん愛されろ」
そう言ってマイキーは"何をされるんだろう…"と不安げに見つめてくるカノにニコリと笑いかけた。
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