第14章 我儘な総長は照れ屋な彼女が愛おしい
「見ないと思いますけど…」
「いーや!絶対に見る!オマエのえっろい水着姿をやらしー目で舐め回すように見て、変な妄想とかしてるって!」
「はぁ!?そんなわけないでしょう!?」
「何でそう言いきれんの!!」
「私よりスタイルの良い女の人はたくさんいるからです!!中学生の体に興奮する人なんかいないでしょう!?」
「は?オマエの方がスタイル良いに決まってんだろ。それにオマエの体で興奮する奴だっているかもしんねーじゃん」
「いやいや…いないですよ」
「オレは興奮するけど?」
「え、」
「えっちな体してんなーて思いながらいつも触れてるし」
「へ、変態…!!」
「あ"?誰が変態だ!?」
「いつもそんなこと思いながら抱きしめてたんですか!?」
「好きな女抱きしめたらそりゃ体が密着する訳だし興奮すんじゃん。たまーにやらしい気分になってすげーキスとかして理性抑え込んでる」
「う…うぅ…」
「あ、照れてる。今ので?」
「だから照れてない…!というか、あんまり、その…え、えっち、とか…言わないでください!!」
「実際にえっちじゃん、オマエの体。服着てなくても大体わかるし」
「は!?そんなの分かるわけないじゃないですか!」
「分かるよ。どんだけオレが抱きしめてると思ってんの。触り心地抜群だし、キス顔もえろいし、素の声だって可愛くて腰にクるんだよ」
「き、きす顔がえろいってどういう…」
「ん?キスしてる時、頬を赤らめて、吐息も熱くて、目も潤ませて、ぼーっとしてるだろ?その時の顔がすげーえろいって事」
「なっ……!!」
マイキーに言われ、カァァッと恥ずかしさで顔が紅潮した。
「オマエはオレのモノなのに、オレ以外の奴がオマエをそういう目で見んのは…彼氏としてはいい気分じゃねーだろ?」
「!」
「だからオレ以外の前では水着姿になるの禁止」
「またそういう意地悪言って…。それじゃあ水着買った意味ないじゃないですか」
「オレだけが見ればいいじゃん」
「砂浜でお城作って遊ぶのも良いですけど、私はマイキーくんと海の中に入って遊ぶのも好きなんですよ?」
「!」
「その為にはパーカーは脱がなきゃいけなくなります」
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