第62章 これからも家族3人で幸せに(❤︎)
「んっ、んぅ…っ」
結婚式から帰って来るなり、玄関先でドレス姿のカノを抱き上げ、そのまま寝室に向かったマイキーは、同棲するとき二人で選んで買ったダブルサイズのベッドに押し倒し、深い口付けを交わす。
「はッ…ぁ、ンン…ふぁ…っ…んぅ…」
「もっと舌だして」
「万次郎くん…ちょっと待って…っ」
「無理。待てねぇ。」
「んんっ」
「ずっとイチャつきたくて仕方なかったのに、おあずけにすんなよ」
「あ……ッ」
もう我慢の限界とでも云うような顔でカノの首筋に舌を這わせるマイキーに甘い声が洩れ、ピクッと体が反応する。
「や、ん…っ、んぁ…ンッ…ふ…ぅ…ん」
「その声…すげー腰にくる。もっと聞かせて。オレを誘惑してよ」
「ひゃ…っ!ンンッ…吸わないで…んッ」
「消えかけてたからオレのシルシ付け直してんの。コレがねェとすぐ身の程知らずな奴がオマエを口説くからな」
「んあ…っ、あ…ンッ…んんぅ…っ」
「気持ちよさそうな声。オレしか知らないカノのえっちな姿。」
ちゅっちゅっと首筋や鎖骨にキスの雨を降らせながら、ドレスの裾を捲り上げ、前ホックがあるブラに触れる。
「下着姿えっろ…。このブラさ、前にオレがカノに似合うって言ったやつだろ?実際付けてんの見たら可愛すぎて興奮する」
「似合ってますか…?」
「すげー似合ってる」
「ありがとう…ございます」
「大人になってもオレに褒められるとすぐ照れちゃうところは変わんねーな。写真に撮って部屋に飾りたい♪」
「絶対にやめてください…!」
同じ家に住んでいるのに、この姿の自分の写真を引き伸ばして部屋に飾られたら、恥ずかしさが限界突破して二度と家に戻りたくなくなる。
「もっかいちゅーしよ」
「ん……」
舌が絡み合い、甘い吐息が洩れる。何も考えられずにぼぅっとキスを感じていると、マイキーが愛おしげな眼差しでふっと笑う。
「キス気持ちいいな?自分から舌突き出して、もっとちょうだいっておねだりしてんの?」
体を起こしたマイキーは、片手でネクタイを緩め、バサッと着ていた上着を脱ぎ捨てて、またカノに覆い被さって、舌を差し入れる。
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