第62章 これからも家族3人で幸せに(❤︎)
「この理不尽王に付いて行ってかれこれ13年…」
「オレらをなんだと思ってんだか…」
「(二人も苦労してるんだな。)」
ココと稀咲は"TK&KOグループ"の会長と副会長になり
「オマエらはもっと稼ぎゃあいんだよ!オマエらの寄付を頼りにしてんだからよ」
「イザナ」
「よぉカノ。こないだウチのガキの手当てしてくれたんだってな」
「道端で怪我して泣いてる子がいたから手当てしただけだよ。まさか君のとこの子だとは思わなかったけど」
「"ねこのシールくれた"っつって、すげー喜んでた。次は違う動物のシール用意しとけよ」
「何で上から目線なの。相変わらず王様気取りで腹立つんだけど」
「"王"だからな」
「……………」
イザナはNPO法人"TENJIKU(テンジク)"の理事として世界中を飛び回り、鶴蝶とムーチョを始め、望月や斑目達と恵まれない孤児達へのボランティアに励んでいる。
「ライブオブミュージック。イェ。」
「ピースオブミュージック。イェ。」
「(灰谷兄弟も来てたのか。というか兄のその指輪の数はどうなの?弟も髪色派手だし。)」
相変わらず適当な事ばかり言ってる灰谷兄弟はクラブを経営している。
「おー!有名人が来たぞー!!」
「明司兄妹!!」
「(この前の動画すごくバズってたな。万次郎くんと見たけど"今回もぜってー炎上する"なんて言ってたら本当に炎上してた。)」
「炎上上等!」
「(アレが原因だな。)」
「うあー!みんな久しぶり!!」
三途と千咒は美人兄妹ユーチューバーとして大活躍しており
「ウェイ!オマエら元気!?」
儲かったお金は自称プロデューサーの武臣が湯水のごとく使っていた。
「相変わらずだな武臣は」
「ふふ」
調子に乗っている武臣を見て呆れた様子の真一郎は"S・Sモーターズ"を経営しており、イヌピーもそこで働いている。
「つか何だよあの風貌。新手の借金取りか?」
カノと同じ病院に勤務するマドカはイケメン医師として名を轟かせており
「甘ぇんだよ真ちゃんは」
「いっぺんシメた方がいいあのバカは」
ワカとベンケイは苦闘技ジム"五条ジム"を経営。
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