第51章 一途な総長は大人な彼女と幸せな愛に溺れて(❤︎)
「(万次郎くんの傍にいたい。その願いすら叶う事はないなんて…。)」
もしマイキーに出逢っていなければ、こんなに苦しくて切ない思いを抱えることもなかっただろう。でも…出逢わなければ、この想いすら知ることはなかったのだ。
「泣き止めよカノ。せっかくの美人が涙でぐちゃぐちゃだぞ。まぁその顔ですらもスゲーそそられるんだけど」
「何で詰め寄って来るんです…」
「そりゃあ、カノの泣き顔にムラッときたから?」
ジリジリと接近してくるマイキーに嫌な予感を察知し、流れていた涙がピタッと止まる。
「っ!どこに手を入れようとしてるんですか…!」
「スカートの中。」
「ちょ、やめ…万次郎くん!」
「未来に帰った後もオマエの頭の中がオレでいっぱいになるように、今夜は特別な夜にしてやるから覚悟しろよ」
「んっ……や、ん……あッ」
「太腿撫でたくらいでピクッて反応した。カノだって満更じゃねーじゃん♪」
「ほ、本当にスるんですか…?」
「本当にスる。なぁカノ、今からオレとベッドで甘々な幸せえっちシよ❤︎」
「ん……っ」
耳にチュッとキスをされる。
「もう理性崩していいよな?ガチで襲いたくて我慢の限界。」
「(万次郎くん、欲情してる…。)」
「早くオマエを愛させて」
「…はぃ。私も…万次郎くんと、シたい…です。だから私を愛してください」
「ん、いいよ。カノからの愛もちょうだい。その身体と心でオレを愛して。…ベッド行こ?」
顔を紅くしながら頷いたカノトの手を引き、ソファーから立ち上がると、マイキーはドサッとカノトをベッドに押し倒す。
「…万次郎くん」
「なぁに」
「大好きです」
「うん、オレもすげー大好き」
愛おしそうに笑んだマイキーは顔を寄せ、カノトに優しい口付けを送る。
「んん……ふ……んぁ……」
「はぁ……ん……」
唾液が纏う舌を絡ませ、二人の息遣いが色っぽく部屋に響く。
「スカートの裾、自分で持って。オレに見えるように足開いて」
「っ…………」
マイキーはポンパドール風に束ねた髪を解きながら言う。
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