第2章 (短編)クルーウェル様でも嫉妬する
クル「本当に分からないのか。では、答えを教えてやろう。いいか、トラッポラにスペード。いくら生徒でもあの2人は男だ。距離も近い、スキンシップが多い…もっと距離を保つべきではないか?」
まぁ、私はそれほど気にしてはいなかったが…。確かにいくら生徒だからって程よい距離を保たなければならない。特定の生徒だけ可愛がっても他の生徒に示しがつかない。今後気をつけなければ…。
エマ「分かった…特定の生徒だけ甘えてたらいけないものね。今度から気をつけるから。」
クル「はぁ、分かったのならいいんだが。」
なんか納得してない様子?他になんか納得してないことがあるのだろうか…。
あっもしかして…。
エマ「ねぇ、デイヴィス。もしかして、あの子たちに嫉妬してるの?」
デイヴィスが嫉妬するとは珍しい。それに公私はしっかり分けられている人だけど…。
クル「My puppy、その通りだ。私も男であり、お前の夫だ。嫉妬くらいする。」
エマ「…んっ…。珍しい。」
デイヴィスが抱き寄せてきて、私たちは触れ合うだけのキスをする。
まさかデイヴィスがここまで独占欲が強いとは思わなかった。家では2人でいるためそのような一面は見せないのだが…。
クル「そうだ、今日は仕事が早く片付いてな。久々に2人でゆっくり過ごしたい。あぁ、しかも明日は休日だ。今夜は寝れないと思え、エマ。」
エマ「…わかった。」
あぁ、今日は新種の薬草植えられそうにない。次来た時に植えよう、うん。
私たちはその後仲良く2人で退勤し、家で甘い時間を過ごした。
これからデイヴィスが嫉妬しないように気をつけないと…。私の身体がもちません。