• テキストサイズ

喧嘩して「勝手にしろよ」と言ってしまったじゅじゅ男子【前編】

第1章 【前編】虎杖悠仁


┊ 虎杖悠仁┊

昨日の夜、と喧嘩した。きっかけはがあまりにも無理をして呪霊を祓うから俺は大怪我して欲しくなくて…、我儘を言った。でも任務帰りで疲れていたにはお節介だと思ったらしく、言い合いをしてしまった。言い合いの末、苛立った俺が「勝手にしろよ」と突き放してしまった。部屋から出ていこうとした時、すれ違ったが酷く悲しそうな顔をしている事にも気付かずに……。
その日は無理矢理目を閉じて寝た。次の日の任務は午後だったから。でも俺が起きたのは朝の5時。部屋のノック音と伏黒の声で起きた。
眠気で重たい瞼を半分くらい開けて、部屋のドアを開けると青ざめ焦った伏黒が居た。そんな伏黒を見た時、なにか嫌な予感がした。「いいか虎杖…とりあえずついてこい。」そう言う伏黒に連れていかれた場所は集中治療室。1歩足を踏み入れるだけで中の空気感が変わり、肌で直接緊張を感じた。
そして1番奥のベット。そこには全身包帯でぐるぐる巻きのが居た。所々血が滲んでいて、点滴が何個も何個も腕に刺してあって……。とても痛々しい姿だった。「虎杖…、こいつ任務先の屋上から飛び降りたそうだ。呪霊は全て祓ってあった。ぎりぎりゴミ箱に落ちて───」もうその後の言葉は俺の耳には入ってこなかった。
なぁ……俺が勝手にしろなんて言ったからこんなことになっちゃったのか?ごめん……謝っても謝っても謝り足りないよ。
/ 3ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp