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溺愛してくる五条についに告られたがよからぬ妄想してたみたいで

第2章 この人生粋の遊び人なのね。


キスは当然拒否るつもりだったが、目にも止まらない動作でされたため拒否する間もなかった。
なおも深く口付けようとする五条の胸をドンドン叩いてやっといったんヒロインは口付けから解放された。
しかし身体が強く抱きしめられたまま。
ヒロインの下腹部に硬いものが当たる。
五条の抑え切れない熱を感じて腰を引こうとするが、ますます強くグリッと押し付けられてしまう。
思わず顔をそむけようとすると耳にかかるのは暑いため息。

「ヒロインちゃん、はー……もう我慢できないよ……?」

五条はヒロインの体を抱き上げると奥のベッドまで連れて行って、放ると覆いかぶさってきた。
逃げないように肩を抱きかかえて再び唇を重ねようとしてくる。

「やめて!」

ヒロインは本当に身の危険を感じて強い静止の言葉を口にした。

「悪いけどもう我慢できないんだ。
この状態でストップかけられるっていうのは男にとっては拷問より辛いんだ」
「やめてください!
どんな拷問でも五条さんなら大丈夫ですよね?」
「だから拷問より辛いんだって。
……そんなこと言うなら三輪ちゃんのとこ行って鎮めてもらおっかなぁ」

五条と三輪にそのようなやましい関係はなかった。
ヒロインが三輪ちゃんと言えばどう反応するのか知りたいゆえ、またやりたいがゆえに発した言葉。

するとヒロインは「やっぱり……」と言って落ち込んでしまった。
五条はとっさにあ、いける。と踏んだ。

「行かないから!
三輪ちゃんのとこ。
でもそれくらいすごくシたいんだ」

パン!と五条の頬が張られる。

ヒロインが叩いたのだ。
五条は当然ヒロインの動きはお見通しで避けることもできたが、避けなかった。
だがなぜ張られたのかよくわからない。
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