• テキストサイズ

彼が異常ですが怖いので何も言いません。

第8章 重たいので…


東雲紘太。22歳。好きな食べ物はおにぎりとプリン。嫌いな食べ物は野菜。趣味は特になく、手先が器用。ヘビースモーカー。イチさんとシュウさんと同じ施設におり、3人とは同い年。家族はいない。



「…」(私が10歳の時になんでコウちゃん私のこと知ってたんだろう…。)



コウちゃんが12歳の時に私と会ったことになる。



「…全く身に覚えがない……ただいま。」



家に着き、部屋にあがった。



「コウちゃん、おにぎり買ってきたよ?」

「…ん。」

「はい、鮭おにぎり。」



渡した瞬間袋を剥いていた。早速食べるらしい。



「…なんでコウちゃんはおにぎりが好きなの?」

「…集まってるから。」

「……ん?」(ごめん…どういうこと…?)

「…茶碗に盛るとばらばらになるけど、握れば集まってるから。」

「…あっ!なるほど。」(なんとなくわかった…。)



おにぎりを頬張るコウちゃん。



「…でも、後々崩れない…?」

「…それはいい。」

「あっ、いいんだ…。」



基準がわからない……。
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp