第6章 関係
「…え、待ってこの子…無自覚?怖い怖い。」
「え…?」
「まぁ……そうですね…そういうことです。」
「…?ど、どういうことですか…。」
2人で通じ合って教えてくれない…。
「…あの…。」
「ん~?」
「…お、お二人は…お付き合いしてるんですよね…?」
「え…////」
「えぇ、そうですよ?」
照れるイチさんと平然と答えるシュウさん。
「…や、やっぱり…好きとか…言うんですか…?」
「!…」
2人の顔を交互に見ると、2人共同じ表情をしていた。キョトン…と……。
「まぁ、言いたい時にお互い言う感じ…かな。なんで?」
「…さっき来てた女性が……紘太さんの彼女さん…って言ってて……やっぱり…好きとか…言われてるのかな…って。」
「…え…もしかして言われたことない…?コウちゃんから…。」
「…はい…。」
「え…!?」
「…まぁ、コウさんは口に出すタイプではないですからね…。」
「あ…まぁ確かに…コウちゃんが、好き。とか言ってるとこ想像できない……愛してるとかならありそう…SEXしてる最中に言いそう。」
「!?…/////」(い、言われたことない……。)