第4章 恐ろしさ
「ねぇ!!どうして!!」
「!…」
玄関の方から女性の声が聞こえ、そっと覗いた。そこには金髪の女性と金髪の男性が立っていた。
「私のこと抱いてくれたじゃん!!えっちしてくれたのに!なんで連絡してくれないの!?」
「そうだよ~東雲、頼むわ。コイツ、お前に惚れてんだよ。」
「は、はぁ!?//////」
「…」(あの人達…誰…なんだろう…。)
紘太さんの知り合いみたいだった。
「…お前誰?」
「っ…!わ、忘れてんじゃないわよ!!人のこと散々好き勝手しておいて…!」
「…」(この人…紘太さんのこと…。)
「…何その女。」
「!…」(バレた…。)
「…は?浮気…?ねぇ、どうして!!」
女の人は紘太さんの胸ぐらを掴んだ。今にも殴りかかってきそうな勢いだった。
「まぁでも、可愛い女だなぁ。終わった後か?なら俺にも抱かせろよ。」
土足で家の中に上がろうとした男性。