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鬼滅の刃R18 継子指名は二人分!?

第2章 指名


「怖いかどうかで鬼を倒す訳じゃないだろ?」

ふんと錆兎が鼻を鳴らす。

「そりゃそうだけどさ…」

「鬼が人を喰らうのをやめない限り、俺たちは戦わなければならない…」

義勇の呟きに確かにと納得する。

「それが私たちの戦う意味ですからね…」

「だから、鬼を一匹でも多く倒す。が今の俺の目標だ」

錆兎の目が強い光を帯びた。

「錆兎…」

村田が意外という表情を浮かべた。

割と真っ当だったんだなと若干錆兎に関する考えを改めた。

「俺も、錆兎と志は一緒だ…」

何か、いい話になってる……
華恋もジーンと心が熱くなる。

「そのためにも、俺と共に歩んでくれないか?華恋」

再び伸ばされた錆兎の手。

「………まだ、継子になるつもりはないですが、お二人の事……もっと知りたいです。だから、お試しってことで、よろしくお願いします!」

今度は彼女がぎゅっと握り返してくれた。

こうして、三人の物語は幕を開けたのである。



ー了ー


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