第4章 秘匿死刑
「ってなわけで
改めて君死刑ね」
虎杖君がよく分からない顔をしていた
「はぁ、そんな軽く言われても
分かるわけないだろ、悟」
「えぇー、相変わらず厳しいなぁ
あおいは」
そんな会話をしていると虎杖君が
声を出した
「回想と展開が
あってねーんだけど」
「....これでも悟は頑張ってたよ」
「死刑は死刑でも
執行猶予がついた」
「執行猶予...
いますぐじゃねぇってことか
てか女の子と同じってどーゆー事?」
「...女の子じゃない、あおい
萩原あおいだよ、私のことは
気にしないで」
「じゃ、一から説明するね
これは君がたべた呪物と
同じモノだ」
「...全部で20本
ココではその内6本保有」
「20本......?
あぁ手足で」
「いや宿儺は腕が4本あるんだ」
そう言って五条先生は指を投げ
壁にぶつけた
「!?」
「....見ての通り壊せない
それだけ強力な呪いだよ
てか悟、これどうすんの?」
「まぁ大丈夫でしょ?
日に日に呪いは強まってるし
現存の呪術師じゃ
封印が追いついていない
まぁ、あおいがやろうと思えばやれる」
「...上が許してくれないよ、多分」
「まぁ、そうだね
そこで君だ
君が死ねば中宿儺も死ぬ
うちの老人共は臆病でね
今すぐ君を殺せと騒ぎ立ててる
でもそんなの勿体ないでしょ」
「勿体ない?」
「...宿儺に耐えうる器は
今後生まれるとは限らない
だから悟はこう言ったんだよ」
『どうせ殺すなら
全ての宿儺をとりこませてから
殺せばいい』