第2章 傷負う君も愛す
そんな日々を過ごしているうちに一緒に寝ることも慣れてきていた
当たり前のように杏寿郎の部屋に行って眠る日々
お互い任務がある時以外は共に夜を過ごした
ある日杏寿郎が任務から帰ってきた夜
彼は湯浴みもせずに真っ先にほのかの部屋にやってきた
その音に目を覚ますほのか
「杏寿郎、帰ったの?」
「ほのか...」
名前を呼ばれほのかは唇を奪われた
苦しくなり息継ぎをしようとすればぬるりと侵入する杏寿郎の舌
「んぅっ」
思わず声が漏れる
それに良くした杏寿郎はほのかの浴衣の上から柔らかい膨らみを触る
ピクンと跳ねるほのかの身体
初めて身体に触れられるのだ
口付けをしながら
ピンと立つ突起を擦られる
「んぁッ」
甘い声が漏れる
唇が漸く離れて自由になる
「杏寿郎ぉ?」
「ほのかが欲しい」
熱い眼差しに何が始まるのかが分かると顔を赤くさせる
「ちょ、ちょっと待って...っ!」
強く胸板を押すがビクともしない
また口を塞がれ浴衣を肩からずらされる
緩やかな曲線の肩を撫でるように杏寿郎の手が触れる
胸元が露わになりそれを杏寿郎の手で覆われる
柔らかく歪む胸の先を杏寿郎の指先が転がすとしがみつくようにほのかは手を伸ばす
「ふぅ...っんぅ」
なんとも言えない感覚に眉を顰める
解放された口から酸素を取り入れると杏寿郎は柔らかく笑った
「可愛いな」
「きょ、じゅろぉ」
「そんな可愛い声で呼ぶな...理性が持たなくなる」
首に唇を押し付けチクリとさせる
所有の証をつけたのだ
そのまま何度も身体に口付けを落としていく
胸の先端まで行くと舌でコロコロと転がす
ほのかは身体を何度も跳ねさせる
杏寿郎の指が足の間をすぅと滑って行くと
ほのかの大事な部分に到達する
そこは薄らと湿気ていて杏寿郎を喜ばせた
「気持ちがいいのか?」
「そ、んなこと...!」
「ここは喜んでいるみたいだぞ」
くちゅと音を立てて指が秘部を擦る
「ぁあッ」
「しーッ皆に聞こえてしまう」
ほのかはそう言われて口を手で覆う
声を抑えるのに必死で膝を擦り合わせる
その間も杏寿郎の指はくねくねと動き秘部を刺激する