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ぬらりひょんの孫〜鯉伴、もう一人の子供〜

第12章 土蜘蛛




「そこで、八つの場所に強力な妖を封じ封印の"栓"とした…そこを花開院家が守ってたんや。
因縁を断つと言うたね…君がぬらちゃんの意志をついでるならぜひ…たのみごとをしたい。

花開院家の陰陽師と共に再度封印を一つ一つ施して行ってほしい!!
ホントはボクがやるんやけど…あいにく死んでるんでな。
今日にも羽衣狐は地脈の終末地たる弍條城に入る!!

奴はそこで"子"を産む…闇が支配する"象徴"を。
生まれるまでの期限はおそらく七日程!!

それまでに開けられてしまった"栓"を再び閉じ…妖気の流れを止めるんや!!
そしてそののち「破軍」と「祢々切丸」によって弍條城にて羽衣狐を討つ!!頼むで!!」

秀元はそう言ってリクオを指さした

「…頼まれなくても、その為にオレは来たんだよ!」

リクオがそう言った瞬間だった

突然大きな妖気の持ち主が現れる



「強ぇ奴、全部そろったなぁー」

後ろで百鬼が襲われる

全員声が出ない

少しして悲鳴が響き渡る

妖は勢いを増し、こちらに向かってくる

「京妖怪だ!!
腕に自信の無いやつぁー、下がりな!!」

リクオがそう言うと敵は空中に飛び上がる

「………オレの名は土蜘蛛。
強ぇ奴とやりに来た次第、こんだけいりゃー誰か骨のある奴ぁーいるんじゃぁーねぇか?

お前か、お前か?それとも…テメェか。
女でもいいぜ、戦える奴ァ全員オレの敵だ。」

その言葉にリクオを含め奴良組そして遠野勢が土蜘蛛に向かっていく

だが、それは一瞬だった

土蜘蛛は一瞬でリクオ達を倒した

そしてゆら達も含め、瓦礫の下敷きとなっていた

式神である秀元以外が…

土蜘蛛はキセルをふかす

『……なるほど』

私のその声に反応した土蜘蛛がグリンと後ろを向いた

「テメェ、何で…いや、見覚えのある顔だ…」

『?初対面の筈だけど』

「…あぁ、お前あいつの血縁か?」

『誰のことかしら』

「水木とか言ったか、お前に瓜二つな妖狐だ」

『瓜二つか…そうね、水木は母よ。』

私がそう言うと土蜘蛛がニヤリと笑った

「ならテメェも強ぇよなぁ?」

土蜘蛛が飛びかかってくる

臨戦態勢を取ろうとした時横から視線を感じた

花開院秀元、彼がじっと私を見ていた

式神だからか彼は被害を受けないらしい



『ま、気にしてられないか。』



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