第12章 土蜘蛛
『おーにさんこちら、手の鳴る方へ』
私は移動しながら足元に結界を施す
「チッ…ちょこまかと…」
『あ、踏んだね』
私は術を発動させる
『地に伏しなさい』
土蜘蛛が地面に突っ伏した
「何しやがった…!」
『何って…ただの罠よ?引っかかるあなたが悪い』
私がそう言うと土蜘蛛がググッと力を入れ、結界を破る
『あら…』
「てめぇ、覚悟しやがれ」
そう言って土蜘蛛はもの凄いスピードで襲いかかってくる
『だからさ、無駄だって。』
私は結界で土蜘蛛の攻撃を止める
「こざかしいわ!!」
結界が破られる
『んー…別にいいんだけど。
そろそろうるさいから………』
瓦礫の動く音がする
『ダメ…動かないで…』
音のしたほうをみると、リクオや奴良組の面々、イタク達も立ち上がっていた
「…立ってくるたぁ〜いい度胸よ!!
お前は後回しだ。
もっともっと楽しませてくれ!」
そう言って土蜘蛛はリクオ達に襲いかかる
みんな殺られる…
次々と畏れが破られみんなが倒れていく
リクオも、イタク達も…首無達も…
氷麗が飛び出す
『だめ…っ』
氷麗が飛ばされる
その先にはリクオが立っていた
ボロボロのリクオ
氷麗を受け止める
氷麗は笑っていた
大丈夫、まだみんな生きてる
私は深呼吸をした
『仕方ない』
「ん?」
土蜘蛛がこちらを見る
『リクオ、少し休んでて』
私は土蜘蛛に向かっていく
「ようやく直接戦う気になったか!!」
土蜘蛛は嬉しそうに笑った
土蜘蛛が腕を振り上げる
私はその間に入り込み、腕を斬った
「ッ、…」
土蜘蛛が止まる
『止まらないでよ。ほら、早くかかってきなさいな』
「……」
土蜘蛛は切られた腕を拾い、くっつけていた
「てめぇ…調子に乗るなよ」
再び襲いかかって来る土蜘蛛
『まだやる気?』
「当たりめぇだろうが!!」
『そう、なら…手加減しなくていいかしら』
飛びかかってきていた土蜘蛛が地面に足を着く
足元に大きな五芒星が光る
『滅』
それで、倒せたはずだった
『…随分頑丈なのね』
ボロボロになりながらも土蜘蛛はそこに立っていた