第16章 ★ Sweet Memories
「ねぇ僕が出張いってる間、さみしかった?」
少し甘えたような口調で首を傾けて尋ねてきた。
「そりゃぁ、うん」
「どれくらい?」
「どれくらいって……これくらい?」
両腕を目一杯広げた。
「え、そんなもんなの」
「そんなもんって」
「もっと、地球一周分とかそれくらいじゃないの?」
……。
あたしは思い出した。悟くんは、ただの28歳じゃなく、28歳児だって事を!時々変なスイッチ入って、小学生かそれ以下くらいに幼稚っぽくなる事がある。
高専では七海に下ネタメモ渡したり、釘崎さんのスカート履いたりして周りを振り回してるみたいだけど、あたしには、独占欲の塊みたいになっちゃって変に拗ねてくるのだ。
多分、恵くんにばっかり構ってて、今日も一緒だったから、「僕のことはどーなってんの」ってなったんだろう。
「聞いて。あたしと悟くんは結婚してるんだよ。子供だっている」
「結婚してたって子供がいたって、恵とオマエは仲良しだし、僕は後回しでしょ」
「子供みたいに駄々こねないの」
「子供じゃないけどね、僕は」
子供はこんな事しないでしょって言って、彼はさっきより手粗にあたしのスカートをたくし上げた。ショーツに手が伸びたと思ったら、それをすっと膝下まで下げる。
片足をぐいっと持ち上げられ、その時、足から抜けたショーツが、立ってる方の足首にくしゅっと落ちた。
「あっ、や……ッ」
そのまま、彼は片手であたしの太ももを支え、もう片方の手で器用に秘部を広げる。さっきまでの行為で蜜口はすでにドロドロだ。イったばかりでまだひくひくしてしている。
脚を閉じたくても閉じれない。一番恥ずかしい部分を見られてるのに、五条悟にそこをじっくり見られてるのだと思うと、すごくドキドキしてなぜか感じてしまう。
彼の指が恥ずかしいところに近づく。隠れた小さな突起を剥き出しにし、そこから蜜口までを行ったり来たり滑らせると、電気が走ったみたいに身体に快感が走り、とろとろと愛液が溢れ出した。
「やらしい体だね、僕の奥さん」
「…っ、もぉ、こんな体にしたのは誰?」
「僕しかいないよねぇ。かっわい」