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【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第16章 ★ Sweet Memories


「僕の妻だってこと今から確認しようか」

「え、やッ、待って。ん、んんっ……」

 顎をくいっと持ち上げられて、ぴったり唇が重ねられた。柔らかいと思ったのはほんの一瞬で、まるで道具みたいに唇で唇をこじ開けられる。

 わずかな隙間から舌がぬるりと入り込み、探り当てられたあたしの小さな舌は、舌先で抗戦を試みたけどあっという間に長い舌に絡めとられ、ちゅぅと吸われる。

「ほら、僕の舌も吸って」

 言われるがままに、彼の舌に吸い付くと、後頭部を固定された。口の中でねちねちと舌が絡み始める。浅く、深く、何度も何度も舌の出し入れをした後、舌の裏を舐められる。

「はぁ……ぁ……」

 それだけで体の力が抜けそうになった。

 休憩すんなよー――まるでそう言われてるみたいだ。彼が舌先であたしの唇をつついて、あたしは再び舌を出す。彼の口内に舌を入れ、口蓋を舌先で優しくなぞった。

「ん、上手」

 悟くんの好みはきっちり教え込まれている。食べるみたいなキスをくちゅくちゅ繰り返すと、口の端から、どちらのものともわからない唾液がツーっと一糸、垂れ流れた。

 お腹の奥がじんわり疼いて、溶かされた蜜液がとろりと蜜口へと降りていく。あたしがキスだけでこうなってしまう事を悟くんは十分に承知だ。

「気持ちいい? 僕とのキス」

 聞かなくてもわかってるだろうに確かめてくる。あたしがこくりと頷くと、満足げに口角を上げた。

 ショーツの穿き口からすっと指が入り込み、茂みを撫でて、そのまままっすぐ蜜口へと向かう。
 
 ――だめ、そこ触れちゃ!
 手を制して止めようと思ったけどもう遅い。

「濡れてるね」

 そう言うと、彼は中指の腹でタップするように、ピチュピチュと数回、蜜穴を弾き、ちゅくりと指をナカに差し込んできた。

「んあ……っ…あッ!」

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