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【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第16章 ★ Sweet Memories


 恵くんの声だ。あたし達の話し声が聞こえたのかもしれない。きっとパズルの続きをどこまでするかって話だよね。最後までやらないでと言ってある。

「いったん戻るね」

 そう言って、壁から身を剥がそうとすると、逆にぐいっと悟くんは間合いを詰めてきた。スカートの裾から手が滑り込み、太ももにやんわりと添えられる。ハッとして彼を見上げると、つつーっと指先で内腿をなぞられた。

「ひゃ……っい…ぁっ」

 恵くんに、はいと返事をするつもりだったのに、変な声が出てしまった。

「夕凪さん?」

「ん、あの、すぐ行くから、和室で待ってて」

「……じゃ」

 しばらくすると、ドアの近くから恵くんの呪力の気配が消えた。恥ずかしさでカーッと一気に顔が熱くなる。

「なっ、なにしてんの」

「僕のもんって、もう一度ちゃーんと教えこんでんの。三日ぶりに戻って来たのに、恵んとこ行くとかないよねー」

 平然とした顔で、彼は太ももの間のさらに奥へと手を伸ばしてきた。ショーツの上から陰部に手を当て優しく指先で擦る。

「あっ!……もぉ、ダメだって」

「じゃあさ」

「うん」

「一回イったら行かせてあげる」

甘く官能的な囁きが、左の耳から入ってきた。

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