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【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第16章 ★ Sweet Memories


 次の日、高専で、歩いていた恵を捕まえた。

「恵おっはよー。今日は体調良好でしょ。栄養バッチリで制服も整ってるし」

「ご馳走様でした。ほんとに晩飯まで食わせてもらってよかったんですか?」

「いいのいいの、妻は喜んでたし、また食べにきな。けどさー」

「はい」

「夕凪は僕のもんだからなー。人妻だかんなー。手、出すなよ」

 恵が呆れたような顔してため息をつく。

「何言ってるんっすか、五条先生の奥さんに手なんか出すわけないでしょ」

「そんなのわかんないじゃん。だってほら、僕の奥さん、可愛いから」

「のろけですか。そういうのは他所でやってください」

 歩く速度を上げてスタスタと恵は去っていった。これくらいでいいかと手を振って背中を見送る。

 別にふたりが特別な関係だなんて思ってるわけじゃない。五条家が後見人になっているから、夕凪は恵の面倒をよくみてくれてるだけでしょ。親戚の子って感覚で恵も妻に懐いてるだけ。

 けど、恵はなんとなく年上の女性が好きそうだしさ。なんといっても10代の男の子でしょ? 変な衝動を起こしてもらっちゃ困るから、念のためって感じ。

 警告しておいたし大丈夫でしょ、と僕は3日間の出張に関西へと向かった。


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