第16章 ★ Sweet Memories
「何もしてねーのにぐしょぐしょじゃん。染み出てんだけど。俺の舐めながらエッロい汁、出してたの?」
「ち、違う」
「違わないよな」
これって言って見せてきた悟くんの指はあたしの愛液で、ねっとりと湿っている。
「もう欲しいんだろ? 咥えながら挿れて欲しいって思ってたんだろ?」
「…そんな、こと……思って…ない」
「嘘つけよ、最近ヤってなくて寂しいーって顔してる」
違う、って抵抗する時間は与えられず、メイド服の胸のボタンを外された。ブラがあらわになって、谷間に顔をうずくめられる。
「あっ、やっ……」
ちゅっ、ちゅっと、胸の膨らみにキスを落とされた。
「ブラ、外されたいよな?」
恥ずかしくて答えられずにいると「主の質問にちゃんと答えろよ」って言われる。そうだった。あたしはご主人様に仕えてるメイドだった。
「……ブラ外してください。ご主人様に舐められたいです」
「どこ舐められてーの?」
「あ、あの、胸を」
「偉そーにいうね」
「……舐めてください。気持ちいいこといっぱいしてください、ご主人様」
なんでこんな恥ずかしいこと言ってるんだろ。でもカラダはますます熱くなって舐められる事を楽しみにしてる自分がいる。
ブラをずらされ、ぷるんと胸が露わになった。乱れた着衣のまま、実った果実のような胸だけがふっくらと丸見えだ。
「えっろいメイド」
「恥ずかしい。あんまり見ないで、悟くん」
「あー? 悟くんじゃなくて、悟さまだろーが」
乳首を指でつまみあげられて、くにくにとこねられた。
「あ…ぁっ!あっ、あん……ッ!」
もう片方はちゅうっと吸われる。
「んん…っ、んんッ!!ぁあ、悟く…悟さまあぁァ」
胸をむぎゅっと掴まれ、舌全体で乳輪全体を舐め上げられる。先端の蕾を唇で挟みこまれ、れろれろと舌先で弄られると、体が熱くしびれ、奥でじんわり溶け出したものがショーツの中にあふれ始めた。