第16章 ★ Sweet Memories
現れた男根はすでに大きい。こんなに、まともに男性器を見たのは初めてかもしれない。
いつもあたしのナカにこれが入って暴れまくってるのかと思うと、お腹に力が入って、じんわりとした疼きを感じる。
でも今日はお口で頑張るんだから。気持ちよくしてあげるんだから! 肉茎の根元を両手で優しく包むように持って立たせる。
「舐めて」
「はい、ご主人様」
恥ずかしいのに、間近で彼のモノを見つめたら、血が全身を駆け巡っているみたいに熱い。
触れただけで軽く勃ち上がったその肉茎の根元を子犬みたいにペロ、ペロと優しく舐めた。それから先のくびれの部分まで、舌を添わせて下から先へとゆっくり何度か舐め上げる。
「…っ、ん……っ」
悟くんが出す声にあたしもなぜか感じてしまう。すぐにその肉茎は硬くなり、舐めるたびに太く大きく長くなっていく。気持ちいいのか時々、ピクッと反応して、ぐんと反り勃つ。
「ご主人様、あの……気持ちいいですか」
「っ……あぁ、イィ」
どうしよう。悟くんがこんな声を出したり、気持ちよさそうに「んっ」て目を閉じるのを見ていたら、あたしも昂ってきてしまった。
体の奥から欲情が沸き立つ。セックスしたくてナカがきゅうきゅう締まり始める。でも今日は悟くんはお休み。あたしが口でご奉仕しなきゃ。
目の前の猛々しい棒状のシルエットを見つめ集中する。血管が浮き出た太い肉棹を3本の指でソフトに掴み、ゆるゆると表皮を優しくしごきながら亀頭の括れた部分を舌先でちろちろと舐めた。
「っ…オマエ、どこでそんなの覚えたんだよ」
「初めてだよ、舐めた事なんかない」
「だよな、オマエはこれからもずっと俺専用だから」
「……ハイ、ご主人様」
くびれを舌先で左右に舐め動かしながら、彼を見上げる。
あたしがご奉仕してる所をジッて見ていてすごく恥ずかしい。青い瞳は色情を宿していて、何かをこらえるように、ハァと時々甘い息を漏らす。「すげぇいい」って言って髪を撫でられた。
「エっロい顔してんな。そのまま咥えて」
「うん、……んッ…」