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【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第16章 ★ Sweet Memories


「……っ、ん、夕凪 な、にしてんの?」

「なにって。その……」

「……あぁー仮装パーティだよな。着替えねぇとな。俺、寝てた?」

 そうなんだけど、今は会場に戻るより、悟くんを癒やしてあげたい。キスした事も気付いてないのか、彼はまだぼうーっとしてる。

「あ、あのゆっくりしない?」

「ん? ハロパ楽しみたかったんじゃねーの」

「そうだけど、悟くん、疲れて寝ちゃってたみたいだし、このまま休んで」

 意識がハッキリしてきたのか、彼はあたしを見て目を丸くした。

「っていうか、オマエ! その恰好なに? まさかそのメイド姿でハロパ出たんじゃねーだろうな?」

「違うよ」

 あたしは、大きくかぶりを振った。今ここで着替えたのだと言葉を付け加える。そして彼の膝元に体を滑らせ、ゆっくりと両脚の間に身を押し入れ、膝立ちした。

「あの、悟くんは何もしなくていいから。今日はあたしがご奉仕します……だから休んでて」

「は、急になに?」

「いいからっ」

 悟くんのお腹をぎゅーって押して背もたれに倒す。それから、彼のシャツの下にゆっくりと手を入れ、スウェットパンツのゴムの部分に手をかける。おへそに触れただけでドキッとしてしまう。固い腹筋がそこにある。

「脱がすね」

 緊張しながら見つめると、彼は「顔真っ赤だな」って首を少し斜めに傾けて、不敵な笑みを浮かべた。どうやら状況を把握したみたいだ。力を抜いてる。

「こんな服に着替えたってことは、徹底してやるんだよなー」

「え、どういう意味?」

 五条悟、悪ぅーい顔してる。

「主に仕えるのに悟くんって呼び方はないだろ」

「あ、えっと……ハイ、ご主人様」

 恥ずかしい、言っちゃった。けどそんなあたしを見て悟くんはご満悦だ。あたしの顎をくいっと上に持ち上げて、唇が触れそうなところまで顔を近付ける。

「もう一回俺のこと呼んでみてよ」

「はい、ご主人様」

 呼び方が気に入ったみたいで、くくって笑う。

「で、メイドのオマエは何してくれんの?」

「あの、ご奉仕します。口でご主人様を癒します」

「ふーん、出来んの? じゃ、気持ちよくしてよ」

「は、い」

ゆっくりとスウェットと下着をずらし、脱がせた。

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